2013年12月12日第1刷発行
2020年3月18日第54刷発行
共感したおすすめ項目
・トラウマは存在しない P28~P32
「目的論」と「原因論」
ここではトラウマはなく「原因論」ではなく「目的論」の考えをすすめています。
「原因論」は過去に○○があったから・・・となりますが、過去の震災を経験し親を亡くした辛い経験をした全員が悲観的な思いを持って生きているかというとそうでないと思います。もちろん個々のパーソナルな所に影響されるでしょうが過去(原因)ではなく自分はこうしたい(目的)によって人生は変わってくると思います。辛い経験をしても〇〇がしたいとうい目的が明確な人はポジティブであり私もそうでありたいと思います。
・課題の分離 P139~143
それは自分の課題か?
親が子どもに「勉強しなさい!」と言いますが勉強するかは子どもの課題で勉強してもしなくてもそれは子どもの影響になるが親には関係ないという事になります。
親が子どもに勉強させたいのは親のエゴであると思います。
親は子どもが勉強したくなる声かけをして子どもが勉強好きになる事は素晴らしい事ですが勉強しない子どもに親がイライラする事は違い、それは親ではなく子どもの課題ととらえる事が大切だと思います。その課題は誰の?との視点を持ちましょう。
・対人関係のゴールは「共同体感覚」 P178~181
「課題の分離は」スタートで「共同体感覚」はゴール。
嫌われる勇気は基本他人に気を使う人生より自分の想いを大切にですが、人間は一人で生きているのではない為美味しい物を食べて楽しいゲームを一人でやるより、他人の事を考えて行動し「ありがとう」と言われた時に自分の存在が認められた思いになり幸福を感じる事と思います。すべての人達とは難しいので大切な人を見つけお互い存在意義を分かち合う事で心を豊かにするでしょう。
・「いま、ここ」に強烈なスポットライトを当てよ P270~272
「原因論」否定にて過去にとらわれる事はない、ではどこが大事かという事になります。一世風靡した林修先生の「今でしょ!!」ではないですが、過去未来でなく「今自分はどうしたいか」にスポットをあてることが重要です。人生は昔○○だったから今の自分があるの物語ではなく人生は点の連続であり刹那である。いじめられて辛くて死を選ぶという物語ではなく、いじめられていた・(点)お腹空いたから今から美味しいものを食べよう!!と今の自分にスポットにあててみましょう。
・無意味な人生に「意味」を与えよう P276~283
アドラーは「一般的な人生に意味はない」が・・・「人生の意味は、あなたが自分人身に与えるものだ」と。子どもが生きる意味と思っていた親の子ども亡くなったしまった時その人は生きる意味をなくなってしまいますが元々人生に意味はないのです。子どもが亡くなった時に思い出した楽しい日々、それを感じる今があるという事があなたの人生に意味を与えている瞬間だと思います。子どもが長生きする事があなたの人生の意味ではなく子どもと出会えた思い出がある今のあなたが人生の意味の意味を与えられるどうかでしょう。子どもが亡くなった事を挙げましたが大切なパートナーとの別れ等辛い経験をした時それがあなたの人生の意味(すべて)ではない事がそっと心の片隅に残っていたら幸いです。
そしてあなたが自分自身に人生の意味を与えてみましょう。