🪷はじめに
「年金だけで生活できるかな」「もし介護が必要になったらどうしよう」
そんな不安を感じている方は、少なくありません。
私は作業療法士として多くの高齢者の方と関わりながら、
ファイナンシャルプランナー(FP)、認知症ケア指導管理士、相続終活専門士として
お金の面からのサポートも行っています。
その経験の中で感じるのは、
お金の不安は、心や体の元気にも大きく関係しているということです。
今日は、「お金の不安」と「心の健康」がどのようにつながっているのか、
そして今日からできる“心を元気にするお金の整え方”をお伝えします。
💭お金の不安は、心の不安につながる
「もし病気になったら」「子どもに迷惑をかけたくない」──
そんな思いを抱えながら、日々を過ごしている方も多いでしょう。
ですが、お金の不安を抱えたままだと、
常に頭の片隅に“もしもの心配”があり、気持ちが落ち着きにくくなります。
心が緊張した状態が続くと、睡眠が浅くなったり、
リハビリや趣味に前向きに取り組めなくなることもあります。
実際に、私がリハビリで関わってきた方の中には、
「老後資金の整理をして安心したら、気持ちが軽くなった」
「介護費の目安を知っておいたら、夜ぐっすり眠れるようになった」
と話される方が多くいました。
つまり、『お金の安心は、心の安定を支える“土台”』でもあるのです。
🌱安心につながる3つの小さな準備
お金の不安を減らすには、難しい投資や節約のテクニックは必要ありません。
大切なのは、「自分の状況を見える化して、できることから整理する」ことです。
ここでは、心が少し軽くなる3つの準備を紹介します。
① お金の流れを“見える化”する
まずは、毎月の収入と支出をざっくり書き出してみましょう。
ノートに「年金・収入」「生活費」「医療費」「娯楽費」などを書き出すだけで構いません。
数字にすると、意外と「そんなに使っていなかった」「このくらいなら大丈夫」と
客観的に見えるようになります。
見える化は、『漠然とした不安』を『具体的な安心』に変える第一歩です。
② 「もしものとき」に頼れる制度を知っておく
日本には、高齢者の生活を支える制度がいくつもあります。
たとえば、
- 高額療養費制度:医療費が一定額を超えた分が戻ってくる制度
- 介護保険制度:介護サービスを1〜3割の負担で利用できる制度
- 医療費控除:確定申告で医療費の一部を取り戻せる仕組み
こうした制度を“知っておく”だけでも、
「いざというときも何とかなる」と気持ちが落ち着きます。
パンフレットをもらったり、地域包括支援センターに相談することから始めましょう。
③ 信頼できる人に話しておく
お金の不安を一人で抱え込むと、心の中でどんどん膨らんでしまいます。
家族や友人、または専門家(FP・ケアマネジャー・終活相談士など)に
「ちょっと聞いてほしい」と話すだけでも、気持ちはずいぶん楽になります。
話すことで、「自分は一人じゃない」「一緒に考えてくれる人がいる」と感じられます。
これは、心の健康にとても大切なことです。
🧘♀️お金の安心が、心と体のリハビリにも良い影響を
作業療法士として日々感じるのは、
お金の安心がある人ほど、前向きにリハビリや生活に取り組めるということです。
「これからも自分で買い物に行けるように」
「孫に誕生日プレゼントを贈りたい」
そんな“お金を使う目的”が、生活意欲やリハビリのモチベーションになります。
心の不安が減ると、体の調子も整いやすくなります。
それは、医学的にもストレスが体に与える影響が大きいことが知られているからです。
だからこそ、「心」と「お金」の両方を整えることが、
これからの健康づくりにとても大切なのです。
🌸まとめ:お金の安心が、穏やかな暮らしをつくる
お金の不安は、誰にでもあります。
ですが、「整理する」「知っておく」「話す」——
この3つの小さな行動で、心はぐっと軽くなります。
心が落ち着くと、毎日の生活も、リハビリも、人生の楽しみも広がります。
私はこれからも、
作業療法士・認知症ケア指導管理士・相続終活専門士・FPとして、
「心とお金、両方の安心」をサポートする情報をお届けしていきます。
今日のお話が、あなたの“心を少し元気にするきっかけ”になれば嬉しいです。
📌次回予告
次回は、「年金だけで暮らせる?老後の生活費をわかりやすく試算!」
をテーマに、日々の暮らしの中でできるお金の安心づくりをお伝えします。

