「目はいいはずなのに…」それ、見る力が育っていないのかも？
「視力は1.0あるのに、授業中の板書が遅い」
「本を読むのが苦手で、行を飛ばしてしまう」
「漢字がなかなか覚えられない」
小学校に入ってから、こうした悩みを感じているママ・パパはいませんか？
実はその原因、「目の使い方（ビジョン）」にあるかもしれません。
視力と“見る力”はちがう？
私たちが「目がいい」と聞くと、視力を思い浮かべますよね。
でも、視力1.0以上あっても、「見る力」が育っていない子はたくさんいます。
「見る力」とは、例えばこんな力です：
- 目で追いかける（追視）
- 両目を使って立体や距離をとらえる
- 文字や形を認識して記憶に残す
これらの力が弱いと、黒板の文字が見えていても正確に写せない・疲れやすい・集中できないといった問題が起きやすくなるんです。
小1で見られる「見る力のサイン」
以下のような行動、思い当たるものはありませんか？
- 行を読み飛ばす、本を読むと疲れる
- 漢字やひらがなの形をよく間違える
- ボール遊びが苦手、距離感がつかめない
- 書くときにマス目からはみ出す
- 姿勢が崩れやすい・顔を傾けて見る
これらは、視覚機能（ビジョン）の発達が未熟なサインかもしれません。
おうちでできる！かんたんビジョントレーニング3選
忙しい日常でも、楽しみながらできるトレーニングを紹介します。
① ペンを目で追う「追視トレーニング」
やり方：
ペンや指を目の前で左右・上下にゆっくり動かし、それを目だけで追わせる。
（顔を動かさないように意識）
ねらい：
→ 目で物を追う力が高まり、読み飛ばしが減る
② 間違いさがしや迷路
やり方：
市販のワークやアプリを活用して、「目で探す」遊びをする。
ねらい：
→ 視覚認知力UP！文字や形を正確にとらえる力を育てます
③ ビーズ通しや紐通し遊び
やり方：
カラフルなビーズや紐通しキットを使って、手と目を協調させる遊びをする。
ねらい：
→ 目と手の協調（視覚-運動協応）を高め、書く力にもつながる
無理なく、楽しみながらがカギ！
ビジョントレーニングは、コツコツが大事。
1回5分でもOKなので、親子で遊び感覚で取り入れるのがおすすめです。
また、もしトレーニングをしても「すぐに疲れる」「目がチカチカする」「やりたがらない」場合は、専門家（眼科・発達支援施設・ビジョントレーナー）に相談するのも一つの方法です。
まとめ｜小1の今こそ“見る力”を育てよう
小学校に上がると、読み書きや板書など「目を使う」場面が一気に増えます。
この時期に「見る力」を意識して育てることで、学習や運動、集中力にも大きな変化が見られることがあります。
「目の力」は、後からでも鍛えることができます。
お子さんの“学びやすさ”の土台を、一緒に作っていきましょう！
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