「健康寿命」という言葉をご存知でしょうか。
健康寿命とは、介護を必要とせず、自分らしく生活できる期間のことです。
私は約20年間、病院や介護施設、在宅で急性期から終末期まで多くの方のリハビリに携わってきました。
その中で強く感じたことがあります。
それは、
健康な身体だけでは、豊かな老後は送れない。
そして、
お金だけあっても健康を失えば、思い描いていた生活は難しくなる。
つまり、「健康」と「お金」は車の両輪なのです。
老後にはどれくらいお金が必要なのでしょうか?
「老後2,000万円問題」という言葉が話題になりました。
しかし、本当に必要な金額は人それぞれです。
例えば、
- 年金収入はいくらあるか
- 持ち家か賃貸か
- 趣味や旅行を楽しみたいか
- 介護費用をどの程度見込むか
によって必要額は大きく変わります。
総務省の家計調査では、高齢夫婦世帯では毎月20万円以上の生活費が必要とされています。
年金だけでは不足する家庭も少なくありません。
だからこそ、早いうちから家計を見直し、将来を考えることが大切です。
年金は「生活の土台」
「年金だけでは生活できない」と不安になる方もいます。
確かに、年金だけでゆとりある生活を送るのは難しい場合があります。
しかし、年金は一生受け取れる大切な収入源です。
まずは、
- 自分はいくら年金を受け取れるのか
- 何歳から受け取るか
- 繰上げ・繰下げ受給のメリット・デメリット
を知ることが重要です。
漠然とした不安は、「知らないこと」から生まれることが少なくありません。
資産運用は「お金にも働いてもらう」
現代では預貯金だけではお金はほとんど増えません。
一方で物価は少しずつ上がっています。
つまり、何もしないことが資産価値を減らす可能性もあります。
そこで注目されているのが資産運用です。
例えば、
- 新NISA
- iDeCo
- 投資信託
などは、長期・積立・分散を基本とした資産形成に適しています。
もちろん、投資にはリスクがあります。
だからこそ、「短期間で大きく増やす」のではなく、
老後の安心を少しずつ積み上げる
という考え方が大切です。
健康だからこそ、お金も活かせる
リハビリの現場では、
「もっと元気なうちに旅行へ行けばよかった」
「退職後に趣味を始めようと思っていた」
という声を何度も聞いてきました。
健康を失ってからでは、お金があっても思うように使えないことがあります。
反対に、お金の不安が少ない方は、運動教室や趣味、旅行など、健康づくりへの投資もしやすくなります。
健康とお金は互いに支え合う関係なのです。
今日からできる3つのこと
健康寿命とお金を守るために、今日から始められることがあります。
① 家計を見直す
毎月の固定費を確認してみましょう。
② 年金見込額を確認する
将来の収入を知ることで、不安は具体的な準備へ変わります。
③ 健康への投資を惜しまない
運動、栄養、睡眠、予防医療は将来の医療費や介護費の節約にもつながります。
まとめ
人生100年時代と言われる今、
大切なのは「長生き」ではなく「元気に長生きすること」です。
そのためには、
- 身体の健康
- 心の健康
- お金の健康
この3つのバランスが欠かせません。
私は作業療法士として、そしてFP・相続終活専門士として、これからも健康寿命を支える情報を発信していきます。
皆さんも今日から、「健康」と「お金」の両方を大切にする生活を始めてみませんか。
